初めての沖縄旅行記ープロローグ
沖縄訪問のきっかけ
「そうだ、沖縄に行こう」
週末金曜の21時頃。
1週間の仕事で溜まったストレスを居酒屋で溶かしつつ、当時勤めていただ会社の同期4人ダラダラと話していました。遅れてきたメンバーの酔いも追いついて、それぞれ日頃の不平不満を吐き出して、食べたいものを食べて落ち着いたころでした。
「今年の社員旅行どうする？」
当時勤めていた会社は毎年社員旅行が推奨されていました。日程やプランは会社側が準備してくれて、メンバーは自由、家族同伴OK。この制度は多忙な中会社の中でも「社員旅行なら仕方ないな」という雰囲気で強制力もあるものでした。（後にその制度はなくなってしまって非常に残念です）
「去年は北海道やったし、今年はどうしようか。」
新卒入社だと自然と同期と旅行に行く傾向にあり、同期の中でもグループが出来上がっている頃でした。別のグループは北海道に行くという情報を事前に耳にしていたことから反抗的な自分たちとしての判断は単純でした。
「じゃあ逆に沖縄じゃない？」
「沖縄しかないね。」
「沖縄で決定。」
適当と思いつきが気が合う僕ら。そのあとは比較的お得な10月のプランに申し込み、仕事の空き時間にざっくりとした計画を立て細かい所は現地で決めることにしました。
この時の旅行は当時のメンバーで集まると今も話題になるくらい楽しい思い出であり、僕にとっても沖縄愛が深まり、人生観を変えてしまうほどの影響を与えるきっかけになるのですが、この時のメンバーには想像もできませんでした。
いざ人生初の沖縄旅行へ
関西国際空港発。それぞれの中間駅で待ち合わせして同期の車で空港に向かいます（今では渋滞とか怖いので車という選択はしませんが。）沖縄旅行の計画はこんな感じです。
1日目：
・レンタカーを借りる
・沖縄そばを食べる
・空港近くのビーチで泳ぐ
・首里城訪問
・ホテルにチェックイン
・国際通りの居酒屋でゴーヤチャンプルとか食べる
2日目：
・青の洞窟でシュノーケル、ダイビング体験
・那覇に戻って近くのビーチで泳ぐ
・国際通りの居酒屋で泡盛とか飲む
3日目：
・ホテルをチェックアウト
・近くのビーチで泳ぐ
・お土産購入
・レンタカー返却
ほぼ観光雑誌から拾い上げたプランです。今思い返してもすごく適当なスケジュールだと思うのですが、当時の僕らには「現地に行けば何とかなる」という根拠のない自信がありました。旅行はどこに行くかも大事ですが、誰と行くかも重要ですね。
慣れない搭乗手続きを終え、飛行機に乗り込み客室乗務員の方が沖縄の方でテンションが上がり、離陸が僕等を地上と現実から引き離す。JALコンソメを飲みながらそれぞれ思い思いの時間を過ごす。いつの間にか全員が眠ってしまっていたように思います。
起きた時から人生初の忘れられない沖縄旅行が始まります。
※続き
初めての沖縄旅行記ー（1日目）沖縄初上陸とその洗礼