初めての沖縄旅行記−(2日目-5)最終日の夜。沖縄そばの魅力を知る。

2021年10月31日

キャッチおじさんに導かれたお店とは・・・

沖縄キャッチおじさんに導かれるままたどり着いたのは一見普通のお店。中に入ると地元の人っぽいお客さんも観光客もいて、和やかな雰囲気。

「じゃあ楽しんでね。」

と去っていくキャッチおじさん。ほんとにただの紹介おじさんだったのか。紹介料とかもらってるのかな。そういうシステムもあるのだと理解。メニューを確認し料金が明示されてることを確認しようやく一安心。

とりあえずオリオンビールで乾杯。1日目で行ったお店と違い「沖縄居酒屋」というお店で沖縄の歌とかも流れて雰囲気もいい感じ。こういうところに来たかったんですよ。運転疲れとかおじさんとの遭遇の緊張感が解けていきます。午前中は海にも入って体も動かしたのでビールも格別に美味しい。お腹も空いていて初日に楽しめなかった沖縄料理を堪能することにします。

連れてってくれたのは「久茂地文庫」というお店。この後何度も訪れることになる思い出のお店です。

沖縄そばの魅力を知る

とにかくお腹が空いているので色んな料理を頼みまくります。

海ぶどう
ゴーヤチャンプル
ミミガー
ナーベラー
ラフテー
もずくの天ぷら
沖縄そば

うそ。何もかも美味しいんですけど。色んな料理頼んだけど全てが美味しい。衝撃的だったのが沖縄そば。まだ色んなもの食べたいから一つの沖縄そばを小皿で4人で分けるんですけどめちゃくちゃうまい。海の家で食べたそばと比べ物にならない。一瞬でなくなりました。


じゃあこの際、泡盛でも飲んでみる?」


となって初泡盛。4人で飲むので小さいボトルで頼む。キツイお酒というイメージなのでお水で割っていただく。少量でも泡盛の香りと風味が全身に行き渡ります。ここでソーメンチャンプルーを注文。出汁と油をベースにツルツルとした食感。これを泡盛で流し込めばまるで沖縄料理会の乙姫と彦星。運命の出会い。最高!

食欲が止まることを知らない。ここで全員の頭の中によぎります。


沖縄そばが食べたいよ。


4分割の量では物足りない。ただ色んなもの食べたいので2つを4人で分けて半分の量が行き渡るようにする。やはり美味しい。何故こんなに美味しいのか。考える。わからない。鰹出汁が体に染み渡って紅生姜がアクセントで最強のコラボレーション。これも一瞬で完食。

ここで泡盛にめちゃくちゃ合ってしまう島らっきょうの天ぷらを食べる。シャキシャキして歯ごたえがあって美味しい。まるで沖縄料理会の氷室と布袋。必然の出会い。イメージダウンどころかイメージアップだぜ!ここで全員の頭の中にあることがよぎります。


沖縄そばが食べたいんだよ。


我慢出来なくなった4人は最終的に1人いっぱいずつ注文。何でこんなにうまいのか。真相は迷宮入り。脳内の密室事件。沖縄そばうますぎるという事実のみを残して。

最終日に大満足。沖縄の偉大さを知る。

そして運命の再会

座敷から立ち上がると泡盛が全身を駆け巡りまさに千鳥足。何とか立ち上がり大満足です!と店員さんに伝える。笑顔で答えてくれる店員さん。優しい。

お店を紹介してくれたおじさんに感謝。疑って悪かったなと反省。おじさんに感謝の気持ちを伝えたい気持ちでいっぱいです。外にでると21時半くらい。楽しそうに行き交う人達、遠くで聞こえる沖縄の音楽。剥がれた道路。沖縄の夜楽しすぎ。

旅の疲れとお腹も心もいっぱいで2軒目には行かずホテルに帰ることを決意ました。

「ここでおじさんが表れたらびっくりやね。」

沖縄の夜風を浴びながらタクシー待ちながら景色を楽しんでいると景色の奥から現れたのははあのおじさん!

「おじさん!このお店よかったです!」
「よかったでしょ?」
「はい!」
「よかったーまだいけるでしょ?」

おじさん紹介の店は間違いないと確信を得た僕たちですが沖縄料理を堪能し過ぎ、飲み過ぎ、沖縄そばを1人1.75杯食べた僕たちはシュノーケルの疲れもあり体力の限界。けど最後まで楽しみたい気持ちもある。どうしよかーと悩んでいると

「次行く店も楽しめるよ。かわいい娘ばかりで楽しいよ。絶対持ち帰れるよ。選びたい放題だよ。」

やっぱりそっちのおじさんかい!

一瞬緩めた心の靴紐を一気に結びなおした僕たちは、おじさんにお礼を言って颯爽とタクシーに乗り込んでホテルへ帰ったのでした。

国際通りに行くたびに未だにあのおじさんのことを思いだす。あれ以来会えてないので寂しい。

こうして沖縄最後の夜を終えた僕たちなのでした。

※続きはこちら

初めての沖縄旅行記−(3日目-1)うるま市、伊計島をめぐる旅