初めての沖縄旅行記−(3日目-1)うるま市、伊計島をめぐる旅

2021年10月31日

寂しい最終日

最終日にして沖縄グルメを堪能したことで完全にリフレッシュした僕たち。2泊3日。楽しかった旅も最終日を迎えます。

関係ないですがチェックアウトって一回り人間大きくなった気がしませんか。素敵な時間を過ごすには宿泊先が重要性を再認識します。都ホテル(現 ノボテル)さんからの景色は忘れないです。ありがとう。

時間は8時30分頃。帰りの飛行機は15時くらい。お昼くらいに那覇に戻ってれば十分くらいです。あまり遠くに行き過ぎるのもなーと思いながら観光ガイドをめくっていたところ、海中道路というものがあるのを発見した僕たちは、最後に純粋なドライブを楽しむのも素敵ですね。となり、向かってみることにします。ドライブ、ええやん。

最終日の景色が最高中の最高。100%ドライブ日和です。スイスイとうるま市へ入っていきます。

巡り合い(勝連城後編)

うるま市に入って海中道路に向かう道中。世界遺産「勝連城跡」に寄り道します。少し急な傾斜を登りますがそこから見える景色は最高。沖縄の自然を全身で浴びることによりエネルギーがみなぎってくるようです。

「勝連城跡」を降りて併設駐車場に到着すると見覚えのある姿が目に留まります。



「あれJさんじゃない?」



プロローグにも書きましたがこちらの旅は一応社員旅行という形。行きの空港では形式上の集合をしますがあとは完全なる自由行動。僕らの他に3グループ程の諸先輩方が一緒でした。

その中でJさんは僕らより10歳程年上の大先輩。
マッチョでバイクが趣味という情報以外に関わりはゼロ。この旅はきままな一人旅を楽しまれてました。この旅で奇跡的にも他のグループと遭遇することがなかったので驚きました。

Jさんはバイクの横でさんぴん茶を飲み、広い空を見上げながら休憩中。職場の人と旅先で出会うことの親近感と少し現実に戻ったような複雑な気持ちになりながら、Jさんがこちらに気づいてないことを確認し僕らは海中道路に向かいます。

巡り合い(さとうきび畑編)

海中道路はもちろん海の中を潜る地下道路でなく、海の中を走ってるような景色を楽しめる橋です。勘違いしないでね。干潮の時だったのか海が少なくて少し悲しかったです。

その先の伊計島に到着するとその海のキレイさに驚きを隠せません。何じゃこりゃ、松田優作状態です。知らんけど。

タクシーの運転手さんに酷評された宜野湾トロピカルビーチ波酔いが酷かった真栄田岬も綺麗でしたがさらに透き通った綺麗な海でございました。しばらく純粋に海を眺め、改めてこの旅の終わりをしみじみと感じさせる時間でした。

海を存分に感じた僕たちが車に戻ると見覚えのある1台のバイクが目に止まります。


「あれ、Jさんのバイクじゃね?」


辺りを見回すと僕らが海を眺めていた場所とは違う場所で海を眺めてるJさん。やはり観光する場所は一緒なのだと思い、こちらに気づいてないようなので車に乗り込み伊計島を巡ります。

車を走らせゆったりとドライブをしていると、素朴な街並みで沖縄いいなーと思ってたらさとうきび畑に景色に変わっていきます。ざわわざわわなんて歌が聴こえてきそうです。延々と続くさとうきび畑。このまま続くと現実に戻れなくなりそうなのでこの先には何もないだろうと引き返します。

引き返す途中で視界に捕らえたのはまた見覚えのあるバイク。


「このバイクまたJさんじゃね?」


あたりを見回すと一面のさとうきび畑の中に一人佇むJさんの姿。何かその姿が印象的で絵画のようでした。


「Jさん。。」

同じ思い出を抱えたことを実感し伊計島を後にするのでした。

※続きはこちら

初めての沖縄旅行記−(3日目-2)さようなら。沖縄。また会う日まで。