初めての沖縄ひとり旅(2日目-2)私たちにもできることがきっとある

国際通りで見つけたモニュメント

レイトチェックアウトで大事な旅の最終日を台無しにしてしまった僕は(主に自分の)お土産購入に向け、下見がてら国際通りにやってきました。荷物が重いのでお土産は最後のタイミングで詰め込む計画です。

コインパーキングに車を止めて国際通りに向かって歩き出します。国際通りは歩行者天国になってお祭りのような雰囲気。午前中にして既にポカポカとした陽気でお散歩日和で、絶好のドライブ日和。くそ。午前中の大切な時間を惰眠に費やしてしまった自分の眠りっぷりが悔やまれます。

まだ観光客少ないタイミングで国際通りをぶらぶらしていると、とある交差点にあるモニュメントを見つけます。

いちゃりばちょーでー
3.11 福島


※このモニュメントの写真大事にしてたのですが携帯破損のタイミングで失くしてしまいました。。

そう、この日は2011年3月20日。
東日本大震災から約2週間経過した頃でした。

一度会えば、皆兄弟

https://ryukyushimpo.jp/photo/entry-680349.html

いちょやりばちょーでー

沖縄独特の言葉で「一度会えば、皆兄弟」
人と人との繋がりを大切にした温かい言葉です。

昨日のゆいまーると同様、沖縄自体に根付く助け合いの精神に、心の奥底に深く突き刺さるような感覚がありました。同じ日本で震災に苦しむ東北に向け「皆兄弟」と、共にこの危機を乗り越えて行こうと、この言葉にシンプルに込められているようでした。

沖縄は辛い歴史的背景もありながら、他人を思いやる優しい言葉に溢れており、この瞬間ただの沖縄好きから沖縄をリスペクトするようになりました。これを書いている自分も誰かに優しくなりたいと思っていますが、本当に優しく生きているのか。誰かのことを心配して労われているか。10年経った今もまだまだだと感じます。

この4日後の3月24日には沖縄国際映画祭。イベントを控えながらもやっぱり元気になりきれない状態。僕自身もこんなタイミングで沖縄旅行に行くべきか悩みました。関西に住んでることも東北の日本の危機感が薄かったと感じています。

しばらくモニュメントの前でしばらく呆然として、改めて周囲を見渡すと街は沖縄国際映画祭を盛り上げようと現地の方々や、スタッフさんの姿で溢れていました。そんな皆さんの着用したイベントTシャツにはこんなメッセージがありました。

「私たちにもできることがきっとある」

ある人気芸能人との出会い

http://okinawaloveweb.jp/okinawa-lovelog/1601.html

沖縄国際映画祭のコンセプトは「Laugh & Peace」
2011年の東日本大震災の時には「Yell」が追加された。

吉本興行さんが協賛という形で芸人さんやタレントさんが沖縄にやってくる楽しいお祭り。国際通りのお店も映画祭グッズも販売している。お土産は後に決めてましたが、自分にも何かできることがと思っていたので、チャリティーグッズの購入や募金をひと通り実行しました。

お昼に近づくにつれ気温も上がり、人も多くなり国際通りも盛り上がってきました。歩き疲れたのでコンビニの前で少し休憩していると、沖縄国際映画祭のイベントTシャツを着た人と目が合いました。どこかで見たことある。。けど思い出せない。。しばらく考えてある人物が思い浮かびます。

はんにゃ川島さん

その時ははんにゃの金田さんじゃないほうとしかわからなかった。(本当にすみません)

目があってから誰かわからなかったので、チラチラ見ていて気まずい雰囲気だったのが更に気まずくなりました。声かけるか。金田さんじゃない方ですか?おかしいな。確実にそうなんだけど。刻一刻と時間だけが過ぎてしまい、結局声かけず解散。

いまだに声をかけた方が正解だったのかわかりませんが、別れた後から芸能人に出会えた喜びが増してきました。それからはんにゃ川島さんが一方的に好きです。

国際通りを歩き回ったことでお腹が空いてきたので、昼食とそろそろ旅の終わりの準備をしたいと思います。優しく大切な気持ちを教えてくれた沖縄には感謝しかありません。ありがとうございます。

※続きはこちら
初めての沖縄ひとり旅(2日目-3)帰り支度と夕焼け